このページでは「 ピカソ美術館(青の時代の肖像画、良し。オブジェの羊、母子、乳母車良し、セザンヌ作品、バルテュス作品、良し)→CALTURE(小絵本良し、すばらしく充実してる、古本屋とは思えない本のディスプレイ。)…」の詳細についてご紹介しています。
モンマルトルのレストランの食事…とても全部食べれない!
30 Jan.
- …→AMEX→アラブ世界研究所(ジャン・ヌーベルの建築物。面白かった、可動式窓。)→ポンピドゥ−センター(見終えてない映像作品、所蔵音楽作品を主に鑑賞、変な作品が多く、アメリカのカラーテレビを山のように積んだ塊にスタントレースばりに車が猛スピードで突っ込むパフォーマンスの馬鹿馬鹿しさはお気に入り。パフォーマンス記録映像作品の一つ。アイロニカル。マチス、ニューマン、ロスコ 素敵すぎ。)
同じホテルに偶然泊まっていたyukaという日本人女性と一緒にモンマルトルの夜の町に繰り出しました。
19時ぐらいに集まりサクレ・クールから夜景を堪能しム−ラン・ルージュ界隈を散策し、カバのイラストが妙にポップな満員御礼なレストラン「hippopotamus」で優雅に食事……といかず、すごいボリュームの食事のため、完食することがままならず、食後は腹がしんどくて、私もyukaさんもタバコばっかりふかしていました。
料理が美味しかったのかどうかも思い出せないほどに満腹でした。
満腹で苦しかった記憶だけが鮮明です。
しっかし、よくあの食事をフランス人達は平らげるものですね……、ではなくみんな食べ残していたようです。気付きませんでした。
帰りの道で、モンマルトルの急な坂を登る時はちゃんこ食い過ぎの力士の気分でした。
私は、昼間の間は、ポンピドゥ−センターに行っていました。ここには、一連のアメリカ抽象表現主義の作品が素晴らしく充実しています。
全体としてみても個々の作品としてピックアップして見ても、よいものばかり。
もちろんミロ、カンディンスキー等の抽象絵画も充実しています。
加えてビデオ、ミュージックライブラリーが凄まじい所蔵量です。度肝をぬかれます。
フランスは、芸術に注ぐ情熱とそれを支えるヒトへの教育も忘れてはいないようです。
場だけを作って満足、で終わるでなく、作品と鑑賞者の距離をより近付けるべく、写真撮影、模写、を許容しています。
作品の時代背景の説明もフォローしています。
作品は鑑賞者に「愛玩」されています。
それに伴い、バリアフリーとか設備の向上もキッチリ図っていました。
翻って、私の生まれた国はどうなんでしょう?
まだまだ超えるべき課題は山積しているように感じます。
美術館での、写真撮影NGなんて、まだまだオープンじゃありません。
作品は撮られただけでは朽ち果てないし、写真を許容する事でより、作品と鑑賞者の距離を縮めるものなのに。
そんなことを考えました。
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